22/8/31掲載

人が「愛でる」ランドスケープ資産

no.2-5「四国カルスト」

カルスト台地の美しい景観や周辺の渓谷や山並みを一望できる眺望、四季折々に変化する自然などを複合的に空間体験することで、壮大な自然を体感することができる。

岡田 準人 / 大阪産業大学

四国カルストは、愛媛県と高知県の県境に位置している尾根沿いに東西に広がるカルスト台地であり、日本三大カルストの一つである。雨水により浸食した石灰岩が地表に露出したカレーンや窪地のドリーネが点在している。四国カルスト県立自然公園として、高知県側は1961年、愛媛県側は1964年に指定された。観光地や休養地などとして、多くの人々が訪れる。

地表に露出した石灰岩と周辺に広がる大規模な草原、四季を通じて変化する植生などを有している。また、石鎚山をはじめ周囲にある様々な山並みを眺望することができる。

愛媛県:自然公園 四国カルスト県立自然公園:愛媛県ホームページ < https://www.pref.ehime.jp/h15800/e-shizen_k/kouen/#005 >,2022.3.24更新,2022.8.19参照
高知県:四国カルスト:高知県ホームページ < https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030701/karusuto.html >,2012.6.28更新,2022.8.19参照